節水トイレ リフォームのメリット・デメリット、節水トイレの仕組み
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カテゴリー:豆知識
トイレリフォームを検討していると、節水機能付きトイレも交換候補に入ってくるでしょう。
光熱費の高騰で、水道代を節約されたいニーズが多く、節水トイレへリフォームされる方が増えています。
こちらのページでは、リフォームのメリット・デメリットや節水トイレの仕組みをご紹介します。
大手メーカーが提供する節水トイレの特長も掲載していますので、ぜひ参考にされてみてください。
目次
トイレを節水型に交換するメリット
ではまず、節水型トイレに交換するメリットを紹介していきます。
節水トイレは水道代節約に加えて、トイレの掃除が楽、節電作用も期待できる、などのメリットがあります。
水道代を節約できる
トイレの水道代はそこまで高くはないと思っている方も多いでしょう。
実は一般家庭での水の使用量の中でも、トイレの水の使用量は20%を超えているのです。
少し前の情報ではありますが、平成27年度の東京都水道局の一般家庭水使用目的別実態調査では、水の使用量のうち、トイレが21%となっています。
台所よりも多いので、びっくりする方も多いと思いますが、世帯の人数が増えれば増えるほど余計に使用量も増えますので、軽視できません。
節水トイレにすると1回ごとの使用水量が減るため、水道代の節約に繋がります。
トイレの掃除が楽に
トイレは毎日使う場所であるため、汚れやすい場所です。特に便器内は尿石が付着してしまい、取るのも大変です。
節水トイレは古いトイレと流れ方が異なり、汚れが付着しにくくなっています。
また、節水トイレは便器の材質も進化していて、そもそも汚れにくいトイレになっています。
節水トイレに変えることで、節約効果だけでなく、トイレ掃除が楽になるメリットもあります。
節水トイレは実は節電もできる?
節水トイレに交換するメリットといえば、真っ先に水道代の節約を思い浮かべる方が多いですが、実は電気代も抑えられます。
便座を温めたり、温水洗浄便座を作動させたりするためには電気を必要とします。
最新の節水トイレであれば、節電機能が付いているものが多いので、電気代が高騰している時期こそ、節水トイレに交換するメリットは大きいでしょう。
トイレを節水型に交換するデメリット
次に、トイレを節水型に交換するデメリットを見ていきましょう。デメリットをしっかりと把握しておかないと、後悔することになってしまいます。
節水トイレは価格が高い
節水トイレの本体価格は商品のグレードにもよりますが、約20万円~30万円が相場です。
高性能・多機能なトイレであるほど研究開発に費用がかかるため、それが商品価格に反映されます。
しかし、節水・節電機能で年間約1.5万円も削減できる場合が多く、長い目で見ればお得なリフォームとなります。
設置する際はトイレ本体の価格に加えて、既存トイレの撤去・新規トイレの設置費用が発生します。
工事費は約7万円~が相場で、本体交換に合わせて内装リフォームを行う際は+10万円ほどの予算をご用意いただくと良いでしょう。
以前より詰まりやすい状態になることも
節水トイレに交換したのは良いけれど、前に使用していたトイレより詰まりやすいという声は少なくありません。
節水トイレは従来のトイレの約半分の水量で汚物を流します。そのため水流が比較的弱くなり、トイレットペーパーを大量に使用した時は、詰まりやすい状態になりがちです。
ペーパーの使用量が多くなりそうな時は、節水トイレを詰まらせないために複数回にわけて流すという対策をしましょう。
節水トイレ導入の注意点
続いて、トイレを節水型にする際の注意点をご紹介します。
水圧により設置できないことも
節水トイレやタンクレストイレは、効率よく洗浄するために一定の水圧が必要です。
水圧が低いとウォシュレットの水の勢いが弱まり、便器内を清潔にする力が弱くなる可能性があります。
- ・築20年以上で配管の状態が悪い
- ・2階以上や高所に設置したい
- ・浴室のシャワーの圧がもともと低い
これらに当てはまるご家庭は、低水圧に対応したトイレをご検討ください。
リフォーム会社によっては、事前にトイレの水圧チェックができますので、合わせてご相談いただくのが良いでしょう。
排水方式で設置できる機種が異なる
排水方式には床排水と壁排水があります。排水管が見えなければ床排水、排水管が見えるなら壁排水です。一般的に一戸建ては床排水、集合住宅は壁排水になっています。
各メーカーが提供するトイレ商品は、床排水と壁排水で商品が異なります。
同じ商品シリーズでも細かな仕様が違っていることがあるので、節水トイレを選ぶ際は、ご自宅の排水方式に合ったトイレ商品を選ぶようにしましょう。
最新のトイレは、なぜ少ない水で流せるの?
ここからは、なぜ最新のトイレは少ない水で流せるのかを深堀していきます。
水流の仕組みが変わった
古いトイレは、水が上から下、つまり縦方向に流れるのが特徴です。
便器内を見た時に、しま状の汚れを見たことのある方は多いでしょう。シンプルな作りである反面、水垢汚れや汚物が付着しやすい作りでした。
これに対して、節水トイレは渦の作用で便器全体に水が広がるため、従来のトイレの半分の水量で効率的に流せます。
水量が減っても渦で流すことで縦じみができにくく、トイレ掃除の労力を軽減させることにもつながります。
便器の材質自体が変わった
最新トイレが少ない水量で流せる理由には、この便器の材質の変化も関係しています。
トイレ掃除はこまめにする必要がありますが、これは汚れを堆積させないためです。便器が水垢や尿石などでくすんでくると、さらに汚れが堆積しやすくなります。
積み重なった汚れは、流水を阻害し、汚物を流すために大量の水が必要となります。
これに対し、最新のトイレは便器の表面を特殊コーティングしているので、汚れが付着しにくく、いつもクリーンに使用できます。
いつでもピカピカの便器であれば、少ない水でスムーズに流せるようになります。
大手メーカー節水トイレの特長
ここからは、代表的なメーカーの節水トイレの特長をご紹介します。
TOTO
TOTOの最新の節水トイレは、便器の表面がナノレベルでツルツルに仕上げられています。
セフィオンテクト加工というのがされており、洗剤や掃除の回数を減らしてくれるのです。
また、流し方は先程も説明したような渦巻状になっているため、まんべんなくしっかりと汚れを洗い流してくれます。
リクシル
リクシルの最新の節水トイレは、アクアセラミックの便器を採用しているので、修水洗浄や軽くお掃除をするだけで、水垢や汚れを簡単に落とせます。
また、傷に強く抗菌作用もあるため、見た目を長く美しく保て、衛生面でも安心して使用できます。
パナソニック
パナソニックの最新の節水トイレは、スゴピカ素材(有機ガラス系)を使用しているため、従来のトイレより水垢が付きにくい仕様となっています。
また、割れやひび、傷にも強いといった特長があります。
他にも、3Dツイスター水流という仕組みで、節水しながらパワフルな洗浄力を叶えてくれます。
便器の形と水流を調整することで、全体をまんべんなく流した後、まとめて一気に流し切ることができるトイレです。
節水トイレへリフォームを検討している方に、メリットやデメリットなどをご紹介してきました。
最新の節水トイレにリフォームすると、水道代や電気代の節約ができ、汚れにくいことから毎日のお手入れもし易くなります。
ご自宅の「水圧や排水方式が分からず節水トイレが設置できるか」と悩まれた際は、専門家にご相談・ご依頼されるのが良いでしょう。
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こちらの補助金は申請できる業者が限られます。
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