【マンションので洗面所のリフォーム】間口やマンションならではのリフォームポイント
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カテゴリー:豆知識
洗面所は私たちの生活にとって欠かせない場所です。
そのため、日常の使いにくさや洗面化粧台の汚れは、小さなストレスに…。
「使い勝手の悪さ」、や「掃除しても汚れが落ちにくい」、「マンションだから洗面台が狭い」といったお悩みをお持ちの場合は、洗面所のリフォームが解決策の一つとなるでしょう。
こちらのページでは、特にマンションにお住まいの方にフォーカスして、洗面所のリフォームポイントをご紹介します。
マンションにお住まいで、交換やリフォームをご検討中の方はぜひご覧くださいませ。
マンション・アパートの洗面所をリフォーム
洗面スペースに限りがあるマンションでは、間口600mmの洗面化粧台が設置されることが多いです。
そのマンションに合った特殊なサイズ(特注品)の洗面化粧台が設置されていることもあります。
梁や壁などの制約があるなどの事情があったりしますが、その場合は新規の洗面化粧台への交換も、特殊なサイズで対応する必要があります。
洗面所はサイズアップ可能?
洗面化粧台は間口が600mm、750mm、900mmの3つが一般的です。
経年劣化した洗面化粧台のリフォームは、基本的には同じサイズのものへ交換となります。
今よりも大きなサイズの洗面所をご希望の場合は、洗面化粧台の周りに余裕があるか確認しましょう。
サイズアップは出来ないけれど、「今の洗面台より収納力が欲しい!」という場合は、鏡面収納タイプの洗面化粧台が良いかもしれません。
マンションに多い間口600mmの洗面化粧台
マンションやアパートに多い、間口600mmの洗面台・洗面化粧台はTOTOやリクシルなどの大手メーカーが提供しています。
全体のデザインや収納・鏡の仕様に違いがあるので、ご自宅やご家族の生活スタイルに合ったものを選びましょう。
洗面所のボウル素材
陶器製
陶器は表面が滑らかで、汚れが付きにくいです。
また、水垢や石鹸カスなどの汚れが簡単に落ちるため、お手入れが簡単です。
しかし、物を落としてしまうと洗面ボウル自体が割れてしまうことも。
人工大理石製
人工大理石は、樹脂や石粉を混ぜ合わせて作られた素材です。樹脂が硬さを、石粉が耐久性を高めています。
そのため、陶器やホーローに比べて割れにくく、傷がつきにくい特徴があります。
洗面所の収納
洗面化粧台の収納は、洗面ボウルの下と鏡付近が一般的です。
洗面下の配管周りには余裕があるので、幅や高さのあるものが収納できます。
掃除用具やシャンプー・洗剤のストックを保管されるケースが多いでしょう。
ミラー付近は、鏡面裏や鏡のサイドポケットに日頃お使いいただく、比較的小さな日用品を収納される方が多いです。
間口600mmの洗面台・洗面化粧台は、1面鏡タイプが多いので、毎日使うことをイメージし、収納力が足りるか、も検討要素に入れられると良いでしょう。
洗面所にデッドスペースがあれば、幅の狭い収納棚を設置し、収納力をアップさせることも可能です。
代表的なメーカーのリフォーム商品
TOTO
TOTOの洗面化粧台は、セフィオンテクトやきれい除菌水などの独自の技術を採用し、毎日のお手入れが簡単で、清潔に保つことができるのが特徴です。
また、収納力やデザイン性にも優れているため、さまざまなニーズに応えることができます。
- セフィオンテクト
出典:TOTO株式会社
TOTOの洗面化粧台の洗面ボウルは、表面にセフィオンテクトという独自の技術が施されています。
セフィオンテクトは水の表面張力を弱め、汚れが付着しにくくする技術なので、毎日のお手入れがお手軽になります。
- きれい除菌水
出典:TOTO株式会社
TOTOの洗面化粧台には、水栓金具にきれい除菌水を生成できる機能が付いているものがあります。
きれい除菌水は、水道水に含まれる塩化物イオンを電気分解して生成される水です。
次亜塩素酸という除菌成分を含むため、洗面ボウルや排水口、歯ブラシなどの除菌に効果的です。
商品ラインナップ
出典:TOTO株式会社
サクア/オクターブスリム/Vシリーズ
LIXIL
LIXILの洗面化粧台は、アクアセラミックやタッチレス水栓などの独自の技術を採用し、毎日のお手入れが簡単で、清潔に保つことができるのが特徴です。
また、収納力やデザイン性にも優れているため、さまざまなニーズに応えることができます。
- アクアセラミック
出典:株式会社LIXIL
LIXILの洗面化粧台の洗面ボウルは、表面にアクアセラミックという独自の技術が施されています。
アクアセラミックは、汚れが付きにくく、水垢がつきにくい、傷がつきにくいという3つの特徴を備えた素材です。
そのため、毎日のお手入れが簡単で、長く美しい状態を保つことができます。
- タッチレス水栓
出典:株式会社LIXIL
LIXILの洗面化粧台には、手をかざすだけで水が出るタッチレス水栓が搭載されているものがあります。
タッチレス水栓は、水栓に手を触れずに水を使えるため、衛生的で、お手入れも簡単です。
商品ラインナップ
出典:株式会社LIXIL
オフト/エスタ/ピアラ/リフラ
洗面所の内装もリフォーム
マンションやアパートでの洗面所リフォームをされるのであれば、設備だけでなく床や壁紙も合わせてリフォームされることをおすすめします。
壁紙・クロス
浴室に隣接している間取りが多い洗面所は、お風呂への出入りで湿度が高くなってしまいます。
蒸気や湿気の影響で、脱衣服のかごや収納付近にカビが発生してしまうことも。
洗面所の壁紙を、調湿効果のあるものを採用すると、カビが発生しにくい内装にリフォームいただけます。
床・クッションフロア
浴室の出入り口の床・洗濯機前、洗面化粧台付近は、どうしても水滴が落ちてしまいます。
洗顔しただけなのに、床までビショビショになってしまうことがありませんか?
水をはじくクッションフロアが敷かれていても、経年劣化でだんだんと腐食が進んでしまうこともあります。
洗面所の床・クッションフロアは、10~15年程度を目安に張替をご検討いただくのが良いでしょう。
水や汚れに強いだけでなく、抗菌・防臭機能付きのクッションフロアを選ぶと、カビや雑菌の繁殖を抑制することも可能です。
マンション・アパートでリフォームNGなことは?
分譲マンションは集合住宅の性質を持つため、専有部分と共有部分という二つのエリアに分かれています。
リフォームが可能なのは、専有部分のみです。
洗面所は専有部分
洗面所は専有部分に該当するため、リフォームが可能なスペースですが、洗面台の設置場所を大幅に変更する場合は注意が必要です。
マンションによっては排水管などが共有部分として扱われ、排水管の移動範囲が制限されている場合があるからです。
管理規約
リフォームの制限はマンションごとに異なりますので、洗面室のリフォームに関してどのような制約があるのかは、購入時に渡されるマンションの管理規約で確認することができます。
また、管理組合への必要な届け出などの重要事項も管理規約に記載されていますので、リフォームを行う際には必ず事前に管理規約を確認することが重要です。
マンションでリフォームトラブルを避けるポイント
リフォームを行う際には、工事中に起こる騒音や振動、通路の封鎖など、さまざまなトラブルが生じる可能性があります。
その結果、ご近所と円滑な関係が損なわれることを避けるために、工事を行う際はしっかりと事前準備しましょう。
近隣への事前挨拶
リフォーム工事を行う際は、騒音や臭い、業者車両の駐車問題などで近隣住人に迷惑をかけてしまう可能性があります。
そのため、トラブルを未然に防ぐためにも、工事の1週間前までに近隣の方への挨拶をしておくことが理想です。
挨拶の際には、工事の内容や期間、大きな音や振動が発生する時間帯、業者の名前などを伝えると良いでしょう。
また、近隣に駐車場がなく道路の路肩に停車する場合は、業者車両の駐車場所についても了承を得ることをお勧めします。
業者の身元を知らせておくことで、近隣住民もセキュリティ面で安心することができます。
マンション管理組合への連絡
リフォームをする前に管理組合への書類提出が必要です。
自分では「リフォームできる!問題無い!」と思った仕様でも、管理組合からストップや変更指定が来てしまうことも…。
余裕を持って管理組合に連絡することで、突然の変更や断念するプランが出てくることも少なくなるでしょう。
管理組合への申請事項を事前に確認し、余裕を持って取り組みましょう。
マンションでの洗面所リフォームポイントをご紹介しました、いかがでしたでしょうか。
マンションでリフォームを行う際は、管理組合の承認が必要な場合があるため、事前に確認を取るようにしましょう。
リフォームをスムーズに行うために、ご希望の洗面化粧台商品やご自宅のマンション要件に合わせて計画を立てましょう。
ホームページでは、洗面所のリフォーム施工事例を掲載していますので、ぜひこちらもご覧ください。