玄関ドアのリフォームはカバー工法がおすすめ

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玄関ドアリフォームには、屋根リフォームのように、カバー工法があるというのはご存じでしょうか?

ただ古くなったから交換するだけではなく、断熱性や遮音性といった住宅の快適さの向上のためにリフォームするケースや、防犯性を高めるためにドアリフォームをするようなケースもあります。

玄関ドアのリフォーム方法は、ドアを枠ごと交換する「はつり工法」と、枠を残したままドアだけ交換する「カバー工法」があります。

どちらもメリット・デメリットがありますが、費用と工期を抑えられるカバー工法が人気です。

こちらの記事では、玄関ドアカバー工法のメリット・デメリット、リフォーム時の注意点をご紹介します。


玄関ドアのリフォームの必要性


玄関ドアリフォームは玄関ドアのデザインや機能性を向上させるための工事です。

玄関ドアは家の顔とも言える存在であり、リフォームすることで家の印象を大きく変えることができます。

そもそも、どうして玄関ドアのリフォームは必要なのでしょうか?

玄関も長年使用していると、経年劣化で傷みや歪みが生じてしまいます。見た目が悪くなることや、隙間風が入ってくることも。

また、外壁塗装で外観が綺麗になると、玄関ドアの劣化が目立つこともあります。

築20年以上の場合は、一度玄関ドアのリフォームをご検討いただくと良いでしょう。

玄関ドアをリフォームすることで行える性能向上

玄関ドアは木製や金属製など、さまざまな素材やデザインがあります。

デザインだけでなく、開閉時の利便性や防犯・断熱・遮音の機能もリフォームすることで性能アップできます。

断熱性向上


玄関ドアは、家の面積の割合で見るとそれほど大きくない場所ですが、開口部の中では最も面積が大きく、冷暖房の効率に大きく影響します。

玄関ドアを断熱リフォームすることで、屋外と室内との温度差を小さくすることができ、冷暖房の効率を上げることができます。

これにより、冷暖房の使用量を減らすことができるため、光熱費の削減につながります。

特に冬が厳しい北海道では、玄関ドアを断熱リフォームすることで、冷気の侵入を防ぎ、暖気を室内に留めることができます。

機能性向上


機能性向上を目的とした玄関ドアリフォームでは、断熱性や遮音性の高い玄関ドアを選ぶことができます。

また、自動ドアやタッチキーなどの機能を取り入れることで、利便性を向上させることができます

防犯性向上


玄関ドアは、防犯対策の第一線に位置する設備です。

防犯性向上を目的とした玄関ドアリフォームでは、防犯ガラスやダブルロックなどの機能を備えた玄関ドアを選ぶことができます。

また、センサーライトや録画機能付きインターホンなどの防犯設備を設置することで、セキュリティを強化することもできます。

耐久性向上


玄関ドアは、開閉時の振動や紫外線、雨風などの影響を受けることで劣化していきます。

リフォームすることで、玄関ドアの耐久性を向上させることができます。

築年数が経過したり、劣化が見られたりする場合は、リフォームを検討してみるのがオススメです。

玄関ドアリフォームするための2つの工法


玄関ドアリフォームには大きく分けて2つの工法があります。それぞれの工法によって工期も費用も異なります。

カバー工法

玄関ドアの枠を取り外さず、その上に新しい枠を設置する工法です。工期が短く、費用がそれほどかかりません。

枠交換工法

ドア周りの壁や床を壊してドアの枠を取り外し、新しい枠を設置する工法です。

既存の玄関ドアの枠が腐食や破損している場合や、デザインや機能性を大幅に変更したい場合に選ばれます。

取り壊して作り直す必要があるので、工期が長く、費用もかかります。

玄関ドアカバー工法の特徴

カバー工法は玄関ドアの枠を取り外さず、その上に新しい枠を設置する工法です。

この工法が登場するまでは、ドア枠の周囲の壁や床を壊して、新しい枠を設置しなければなりませんでした。

カバー工法は既存のドア枠を活かしながらリフォームするので、工期が短く、費用も抑えることができます

メリット

  •  ・工期が短い(1日で完了する)
  •  ・費用が安い
  •  ・壁や床を壊す必要がないため、廃材処分や騒音・粉塵が少ない

デメリット

  •  ・重ねた枠の分だけ入り口が狭くなる
  •  ・重ねた枠により段差が生じる

注意点

玄関ドアの枠が経年劣化により腐食や破損していると、施工が難しいケースが多いです。

工事に使用できる玄関ドアは、メーカーによって規格が異なるため、リフォーム会社にご相談くださいませ。

リフォームの流れ

  1.  1.玄関ドアを取り外す
  2.  2.ドア枠の不要な部分を撤去
  3.  3.新しいドア枠を古いドア枠の上に重ねる
  4.  4.室内と室外の額縁を設置する

カバー工法はこんな人にオススメ

  •  ・玄関ドアのデザインや機能性を向上させたい
  •  ・工期を短縮したい
  •  ・費用を抑えたい


カバー工法は工期が短く、費用が抑えられることから、近年人気が高まっている工法です。

最短1日でリフォームが完了するので、午前中から施工しても夕方には新しいドアにリフォームできます。

玄関ドアカバー工法のメーカー商品

カバー工法で設置するドアは、どのメーカーのものが良いでしょうか。

玄関ドアを製造・販売している大手メーカーで、カバー工法を採用しているメーカーをご紹介します。

玄関ドアカバー工法を採用しているメーカー

・LIXIL
・YKK AP
・三協アルミ


上記の3社はカバー工法に対応した玄関ドアをラインアップし、さまざまなデザインや機能の中から、ニーズに合わせてお選びいただけます。

LIXIL

出典:株式会社LIXIL

LIXILのドアリフォーム商品は、「リシェント」というシリーズで展開されています。

採風窓や高い断熱性能で、一年中心地よく快適に過ごせます。

先進のロックシステムで便利に鍵を開け閉めでき、防犯性能も高まります。

さらに、住む人の個性に合わせて選べる51のデザインバリエーションがそろえられています。リフォームの工期は1日で済みます。

YKK AP

出典:YKK AP株式会社

玄関ドアのカバー工法は、「ドアリモ」というシリーズで展開されています。

ドア周りを壊さず、住みながら最新の玄関ドアへリフォームできます。

便利で快適、防犯にも配慮した電気錠「スマートコントロールキー」で安心の暮らしが叶います。

通風デザインを選べば、空気が淀みがちな玄関にフレッシュな空気を取り込めます。

防犯やプライバシーへの配慮も万全です。67のバリエーションから自分に合ったデザインを見つけられます。

三協アルミ

出典:三協立山株式会社

三協アルミは、「ノバリス」というシリーズで玄関ドア商品を展開しています。

デザインのバリエーションが豊富で、玄関ドアと外壁や内装をコーディネートすることができます。

断熱性と遮音性に優れていて、冬は暖かく、夏は涼しく過ごすことができます。外部の音を遮り、静かな環境を保つことができます。

費用について


カバー工法の費用はドアの種類や性能で異なりますが、 それでもサッシごと交換するドアリフォームより、費用は抑えられます。

カバー工法の費用のポイント

実際にリフォームする際は下記のポイントを意識しましょう。

 ●木製や金属製など、素材の種類によって費用が変わってきます。

 ●シンプルなデザインよりも、複雑なデザインの方が費用が高くなります。

 ●断熱性や遮音性、防犯性などの機能が充実している玄関ドアは、費用が高くなります。


カバー工法の費用を抑えるポイント

シンプルなデザインを選ぶ

複雑なデザインよりも、シンプルなデザインの方が費用を抑えることができます。

機能性を必要最低限にする

断熱性や遮音性、防犯性などの機能が充実している玄関ドアは、費用が高くなります。

キャンペーンや補助金を利用する

業者によって玄関ドアをお得にリフォームできる、キャンペーンを開催している場合があります。タイミングによっては、断熱性能を向上できる商品などでのリフォームで補助金が出ることも

補助金はお住まいの地域や、リフォーム業者によって対応できるものが異なりますので、ぜひリフォームのご相談の際にお問い合わせくださいませ。




玄関ドアのカバー工法は、工期が短く、費用も抑えることができることから、近年人気が高まっている工法です。

ただし、開口部が小さくなったり、下枠に段差ができることもあるため、事前に注意しておきましょう。

まとめ

玄関ドアのリフォームは、既存の玄関ドアの枠を取り外さずにリフォームすると工期と費用を抑えられます

ドア枠が劣化している場合は、カバー工法での施工が難しくなるのでご注意ください。

玄関ドアが古くなってしまって交換が必要な方はもちろん、デザインや性能向上を目的としている方にもオススメです。

モアフォームでは多数の施工事例をホームページに掲載しています。ぜひちらもご覧くださいませ。

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