スケルトンリノベーションとは ~メリット・デメリット、費用情報をご紹介します~

  • 投稿日:

  • カテゴリー:

リノベーションされた住宅の画像です

スケルトンリノベーションという言葉をご存じでしょうか?

リノベーションとは、既存の建物を改装して新しい生活空間を作り出すことですが、

スケルトンリノベーションとは、建物の構造物や設備を残しつつ、内装を一新する手法のことです。

デザインの自由度が高いことから人気な手法ですが、

大掛かりな工事となるため、メリット・デメリットや注意点について事前に知っておく必要があります。

こちらのページではスケルトンリノベーションの基本的な情報と、行う際の費用相場をご紹介します。



スケルトンリノベーションとは?

スケルトンリノベーションとは?

スケルトンリノベーションとは、建物の内装や設備を取り払い、骨格部分のみを残して新たなデザインやレイアウトを施すリノベーションのことです。

スケルトンとは「骨組み」という意味があり、建物の骨格部分を裸にすることからこの名がつけられました。

建物の外壁や基礎部分、天井、床などはそのままに、内装を取り払って新しく仕上げ直す手法です。

スケルトンリノベーションという言葉自体は、

フルリフォームなどとも呼ばれ、部分的なリノベーションの対義語として用いられます。

一般的なリノベーションでは内装の一部や設備機器などの部分的な改装が主な内容ですが、

スケルトンリノベーションでは、骨組み以外のすべてを新しく交換し建物全体を大幅に改修するという内容です。

部分的なリノベーションとは違い、大掛かりな工事になるため、

費用や工期がかかる傾向があります。

しかし、スケルトンリノベーションでは、自由な設計が可能となり、自分の理想の住宅にすることができます。

また、骨組みから仕上げなおす際に防音材や断熱材を仕込むことで、

防音性や断熱性能が向上するため、住宅の快適性も向上するというメリットもあるのです。


スケルトンリノベーションのメリット・デメリット、注意点

メリット

メリット

スケルトンリノベーションのメリットを4つご紹介します。


1.デザインの自由度が高い

スケルトンリノベーションでは、一度建物の骨組みだけの状態にするため、高いデザインの自由度があります。

オリジナルの建物では不可能だった間取りやレイアウトなど、

自分だけの理想の家を実現したい方にはスケルトンリノベーションがおすすめです。


2.快適性が向上する

一度スケルトンのみにするため、壁に断熱材などを仕込み、

断熱性や防音性などの快適性を向上させることができます。

また、内装を設置するタイミングで新しい設備を導入することで、

省エネ性やスマートホーム化なども実現可能です。


3.新築に比べ費用が抑えられる

新築物件を建てるよりも中古住宅リノベーションを行う方が、費用が抑えられます

「今の家に愛着があるけど老朽化により住みづらい」

といった悩みのある方はスケルトンリノベーションを行うことがおすすめです。


4.建物の特徴を生かすことができる

外壁を残し内部のみリノベーションすることも可能で、

中古物件のリノベーション時に外観を残したまま住環境改善を図ることが可能です。

特に、古民家やヴィンテージ物件の場合には、歴史的な価値や味わいを残すことができます。


デメリットを知ろう

デメリット

続いて、知っておきたいスケルトンリノベーションのデメリットを3つご紹介します。


1.部分的なリノベーションよりも費用が高い傾向

内装や設備を全て新しくするため、部分的に改修するリノベーションよりも費用がかかる傾向にあります。

施工中に建物の構造や骨組みに問題が発見された場合には、それを修繕するための費用も必要です。


2.工期が長いため仮住まいが必要

スケルトンリノベーションは、その改修箇所の多さから、工期が長くなる傾向があります。

施工期間中に生活するための仮住まいを用意しておくことが必要です。


3.建物の構造によっては施工が難しい

骨組みが複雑な建物の場合、改修が難しい場合があります。

柱や梁の位置が固定されている場合、間取りの変更ができない場合があるため事前調査が大切です。


施工時に注意すべきポイント

施工時に注意すべきポイント

スケルトンリノベーションの施工時には骨組み以外の部分を解体します。

ここでは、その施工前に注意すべきポイントについてご紹介します。


周囲の住民への配慮

リノベーション工事による騒音や振動、粉塵などが発生するため、周囲の住民への配慮が必要です。

作業時間帯や注意事項などを事前に連絡し、トラブルを避けるようにしましょう。


構造体の確認

スケルトンリノベーションでは、壁や柱などの構造体を変更することがあります。

その際は解体前に現状の構造体を確認し、設計に反映させなければなりません。

構造体を変更する場合は、建築基準法に適合するように設計します。


配管の交換

壁や天井を解体やリノベーションはイメージしやすいですが、

配管の交換もリノベーション時に行うのが良いでしょう。

給排水管の寿命は約20年~45年と幅があります。

以前住まわれて居た方の使い方次第では、劣化が酷いことも…。

スケルトンリノベーションを行うと、配管の交換や修繕、移設も可能です。


廃棄物の処理

解体によって発生する廃棄物は、適切に処理する必要があります。

アスベスト(石綿)の事前調査なども適切に行える、リフォーム・リノベーション業者に依頼するようにしましょう。


費用相場を知って賢くスケルトンリノベーション

費用相場を知って賢くスケルトンリノベーション

気になる費用相場は?

スケルトンリノベーションの費用は、一般的には、1㎡あたり15万円〜50万円程度が相場とされています。

具体的には、マンションであれば1㎡あたり15万円程度

木造の戸建てであれば1坪あたり75万円程度が一般的な費用相場です。

30坪の物件をスケルトンリノベーションする場合、費用は2000万円以上かかることになります。

リノベーションする建物の広さや行う工事・使用する素材・依頼するリノベーション業者によって異なります。


施工費用を節約するには?

スケルトンリノベーションでは、一般的なリノベーションよりも費用がかさみます。

ではどのようにすれば、施工費用を抑えることができるでしょうか。


補助金の利用

耐震や省エネ、バリアフリー性能を高めることで適用される補助金があります。

導入設備や機能性の数値に細かな基準があるので、

どの補助金が適用できるか、などはリノベーション業者にご相談いただくのが良いでしょう。


設備機器の選択

設備や内装はオプション追加をむやみに行わず、

しっかりと必要か不必要化を検討することでリノベーション費用を抑えられます。

予算に限りがある場合は、生活に必要最低限の機能だけを取り入れるなど、工夫することがおすすめです。




上記のポイントを押さえることで、スケルトンリノベーションでも費用を抑えることができます。

「リノベーションパック●●万円!」などのキャッチコピーで、安易な施工を行っている業者では、

追加費用や施工後に修繕が必要になったり大きなトラブルに繋がる恐れがあります。

ご自身のイメージやご要望に、

真摯に向き合うリノベーション会社で納得の行くリノベーションを行うのが良いですね。


まとめ

スケルトンリノベーション まとめ

スケルトンリノベーションは、建物の骨組みや外装を残し、内装を一新するリノベーションの方法です。

建物の構造を活かしつつ、内装を自由に変えることができるため、魅力的な住空間を作ることができます

こちらの記事では、スケルトンリノベーションについてまだ詳しくない方のために、

メリット・デメリットや費用相場などをご紹介しました。

リノベーションに失敗しないためには、事前に様々な情報を調べておくことが大切です。

トラブルや後悔を避けるため、知識を身につけ賢く納得のいく施工を依頼しましょう

モアフォームでは、じっくり長く、時間をかけてお打ち合わせし、

お客様の”困った”の原因と、その解決策・最適なプランをご提案いたします。

ホームページではリフォーム・リノベーション施工事例を公開していますので、こちらもご覧ください。

お問い合わせ
 

施工事例

お客様の声

お役立ち情報

お問い合わせ

お気軽にご相談ください
Moreformがお客様から選ばれる理由
設計の想い
ショールーム
イベント情報
スタッフ紹介
LINE@友達登録キャンペーン
オンラインリフォーム相談
失敗しないリノベーションスターターパックプレゼント