友人や家族と宿泊施設に泊まった際にスマホを充電しようとしたとき、みんなが先に充電していて順番待ちになったという経験がある方も多いと思います。
スマホやパソコン、ゲーム機など家電以外にもコンセントが必要なものが普及してきており、コンセントが不足するという事態は、実は家の中でも十分に起こりえるのです。
そこで、今回はコンセントの位置を変更したり増設したりする際のリフォームについて解説します。

□コンセントの位置を変更・増設する際のリフォーム内容

コンセントに関わるリフォームの種類は、コンセントの位置の変更、コンセントの増設の2つです。

コンセントの位置を変更するリフォームでは、位置をずらす程度の距離であれば壁の工事のみで完了します。
移設先まで距離があれば、既存のコンセント配線を分岐させて移設先まで配線してから壁を工事する必要があります。
増設の場合も同様で、増設先に配線してから壁の工事をします。

ただし、エアコンやIHクッキングヒーターなどでは分電盤からの専用線が必要なので、分岐では対応できないことに注意しましょう。

□コンセントの変更・増設リフォームをするときのポイント

＊家具や家電の配置

コンセントは家電を使用する時に必要になるので、家電を置く場所を考慮してコンセントを配置しましょう。
せっかくコンセントを増設したのに、家電までとどかなかった、家具で隠れてしまったという事態にならないように、家電の位置だけでなく家具や生活動線まで考慮しておくと安心です。

＊掃除するときのコンセントを確保

コンセントはキッチン家電やテレビだけではなく、掃除機にも必要です。
コードの長さを考慮して廊下や階段にもコンセントを設置しておくと、隅々までスムーズに掃除機をかけられます。
また、掃除する場所を変える度にコードを抜き差しする必要があることを踏まえて、低い位置ではなく胸元くらいの位置にコンセントを設置すると、腰が疲れることはありません。

＊位置だけではなく口数も考える

家電がある場所にコンセントを設置しても口数が足りなければ、便利だとは言えません。
電源タップやたこ足配線を使うという選択肢もありますが、コンセント周りがごちゃごちゃしてしまう上に、火災の危険性もあります。
固定の家電の数に加えて、ホットプレートやパソコン、ゲーム機など必要に応じてコンセントが使えるように、余裕を持った口数を設置しましょう。

□まとめ

家のコンセントは移設や増設が可能ですが、場所によっては配線を分岐させる必要があります。
コンセントの移設や増設先は、家具や家電の位置はもちろん、掃除のときのコンセントの確保、コンセントの口数まで考慮して位置を決めましょう。

当社では、コンセントのリフォームをはじめとして、お客様が安全で快適な暮らしができる住まいのためのリフォームを行っています。
コンセントのリフォームをお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください。

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