美容院やカフェなどをはじめ、商業施設の内装にうちっぱなしのコンクリートを採用する場所も増えてきました。
無機質な印象がおしゃれだと人気を呼び、最近ではコンクリート外壁の住宅もよく見られますね。
しかし、コンクリートでも外壁には定期的なメンテナンスが必要です。
そこで、今回はメリットとともに、コンクリート外壁を仕上げる際のポイントを解説します。

□コンクリート外壁のメリット

外壁塗装の前にコンクリート外壁のメリットを知っておくことで、機能面で塗料を選ぶ際に参考にできます。

1.優れた遮音性・防音性
木造住宅よりも遮音性や防音性に優れているため、外からの音に悩まされたり、周りへの音漏れを気にして生活したりすることはありません。
ご近所さんとの騒音トラブルも防げるので、快適に生活できます。

2.耐火性
耐火性にも優れているため、万が一、火災が発生した場合でもすぐには燃え広がりません。
木造住宅と比べて住宅が安全であることに加え、火災保険の保険料が低くなるというメリットもあります。

3.オシャレな外観
打ちっぱなしのコンクリート外壁の場合、おしゃれで高級感もある外観にできます。
表面の仕上げ方を変えることで一般的な住宅と同じような外観にもできますが、そのままでもコンクリート外壁ならではのおしゃれな外観になるのです。
ただし、黒ずみやサビが発生してしまうので、定期的にしっかりとメンテナンスをしましょう。

□コンクリートの外壁は塗装で仕上げる！

うちっぱなしのままでも魅力的なコンクリート外壁ですが、外壁塗装によるメンテナンスは必須です。
好みによって塗装方法は異なるので、以下のポイントをしっかりと押さえておきましょう。

＊コンクリート外壁の風合いを残したい

撥水材や透明な塗料を塗装することで、コンクリート外壁の風合いを残したまま、きれいな状態を維持できます。
ただし、目立つ劣化症状がある場合は透明な塗料だけではカバーできない可能性があるので、その部分だけ別の方法で塗装をする必要があります。

＊色をつけたい

コンクリート外壁に色をつけたい場合は、一般的な外壁と同じように色付きの塗料で塗装します。
色もつけたいがコンクリートの風合いも残したいという方には、色付きの半透明の塗料がおすすめです。

＊光沢をつけたい

コンクリート外壁はマットな仕上がりですが、ツヤあり塗料を使用することで光沢を出すことも可能です。
これまでご紹介した塗料ではツヤあり、ツヤなしを選べることがほとんどなので、色だけでなく光沢の有無まで考えておきましょう。

□まとめ

コンクリート外壁は木造住宅と比べて、防音性、耐火性など機能面において優れているだけでなく、そのままでもおしゃれで高級感を出せるというデザイン面でのメリットもあります。
しかし、そのままでもおしゃれだからといって、外壁塗装をする必要がないわけではなく、きれいな状態や機能性を維持するためにも定期的なメンテナンスは必要です。
透明塗料や色付き半透明塗料を選ぶことでコンクリートの風合いを残せるので、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にしてください。

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